外壁塗装の価格の根拠を明かします!その3中間マージン

外壁塗装の心得 見積もり

いかにしてお住まいなどの外壁塗装の価格が決まっているのかをシリーズ第3弾!中間マージン編です。
(第1弾:塗料編 第2弾:人件費編

お住まいの地域には、リフォーム工事を仲介紹介してくれる会社がいくつも存在します。その中の外壁塗装や屋根塗装も同様ですが、探し出すとたくさんある上に、謳い文句もどこも同じようなものなので、どこに依頼すればいいのか迷ってしまいますよね。前回の記事(第1弾:塗料編)で触れましたが、外壁塗装工事業者は、大きく分けて以下の3種類に分類できると述べました。

①(大手)ハウスメーカー編
②リフォーム会社や工務店
③塗り替え専門店

この区分だけで「仕事っぷり」がどうなのかという判断はしづらいのですが、仕事を受注し、工事が完成するまでの「一連の流れ」に業態の違いが生じ、それによって工事価格がかなり違って来るという話です。

一体誰が塗装工事をするのか?

例えば、営業マンが来て工事をお願いしたとします。しかし、その営業マンが刷毛を持って塗装するわけではありません。これと同様に、大手ハウスメーカーや工務店はお客様から受注をした外壁塗装工事を「下請け、孫請け」などに丸投げするといった構造は聞いたことがあるかもしません。要するに、ハウスメーカーは派手に広告を使って集客をし、自らは工事をせずに、工事は別の誰かにお願い(発注)するというやり方です。

こうした構造の中で大手ハウスメーカーの上流層に工事依頼すると、高額の中間マージン(紹介・仲介手数料)を上乗せすることになり、見積額が跳ね上がります。これで、もし安い価格を提示されているとなると、下流層の職人さんを泣かせるしかなくなります。(第2弾:人件費編をお読みください。)

この3種類の業態がどのように成り立っているのかは大凡、以下のような感じですので参考にしてください。

大手ハウスメーカー

①莫大な宣伝広告費(テレビCM等)を使う。(有名人起用)
→②知名度・認知度が上がる。
→③広告費を織り込んだ請求書
→④また莫大な広告費が使える。
これを循環させることで事業が成立

リフォーム会社・工務店

地域密着で小回りのきく営業活動をしており、その地域では割と知名度があったりします。ハウスメーカーほどではないにしても、季節ごとに新聞折込み広告を入れたりして、エリア区分での認知度をあげています。工務店は施工を管理するのが仕事で、直接工事を行いません。よってハウスメーカーの下請けに回ることもありますが、実際の工事はマージンを上乗せして下請けの業者に発注します。※下請けや孫請けがそれでも仕事が欲しい場合、仲介料や紹介料という形で宣伝広告費の一部を負担するのは仕方がないという実情もあります。

直接一括施工

施工管理会社などをはさまず、直接一括施工をしています。余計な業者を挟まず、中間マージンが発生することがないので、その分、正直な価格で、それに見合った価値を反映させることができます。(ほほえみホームは創業間もないため、地元の看板など最低限の宣伝広告費はかけておりますが、直接お電話いただくか、インターネット経由でお客様からお問い合わせをいただいており直接一括施工をしております。)

業者選びは慎重に!

ハウスメーカー等の中間マージンが適正でなく、必要以上に多く取ってしまわれると、下請け業者に安値で発注することになります。すると、下請け業者は材料費を削ったり、工事日数を減らしたりして、やりくりしないといけなくなります。

丁寧さやサービス等を含めた工事品質に違いが出てくるのは、こういったことが背景にあったりします。これが価格差が出る大きな理由です。ですのでただ単に「安い」というのには必ず理由があると思った方が良いです。(物を買うときはなんでもそうですが、「安物買いの銭失い」は結局、損なのです)

安い価格はその時には魅力的に見えますが、手抜きやミスなどを含む「低品質の工事」のしわ寄せは、塗り替えを依頼するお客様にいってしまいかねません。どこに相談したら良いか分からないとの理由があったとしても、知名度や価格だけで業者選びをするのはあまりおすすめできないというのが今回のお話でした。

参考にしていただければ幸いです。

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